ソプラノとパイプオルガンによる 夕の祈り
岡眞里子(ソプラノ) 吉田文(パイプオルガン)
佐久間真理(打楽器)
2023年11月13日(月)18:45開演(18:00開場)
愛知県芸術劇場コンサートホール
「ソプラノとパイプオルガンによる夕の祈り」は、パイプオルガンによる荘厳な音、
幾重にも織りなす響きに、声 、言葉を載せた祈りの場となります。
プログラムに先立って導入として演奏されるAben dstern (夕暮れの星)では、
stille Pracht=静寂の神秘的な力に包まれ、魂が天への憧憶に満たされていきます。
それは永遠の帰郷の場であることを示しています。
プログラム前半第一曲となるミヨーの「5つの祈り」では、神が人となって生まれた降誕による受肉の神秘が賛美されます。2人の現代邦人作曲家、花村光浩と薄上日出夫が「祈り」をテーマにパイプオルガンの響きを使って描写した作品を織り交ぜ、ドイツ、フランス、東洋の多様な世界観とその融合を描き出しています。
戦後ドイツでオラトリオ「Dein Reich komme (御国の来たらんことを)」が爆発的な人気を博した作曲家ドリースラーの作品も取り上げ、その系譜を継ぐトーマス・マイヤ=フィービッヒの作品に繋いでいきます。また今回はマイヤー=フィービッヒのオルガンソナタ1968(1968/2022)【世界初演】、声楽とオルガンの為の3つの小宗教的協発作品(2022/23)【委嘱作品、世界初演】を取り上げます。三ッ石潤司の作品「祈り-2016」は東京混声合唱団の為に書かれた2017年の委嘱作品で、本公演の為にソプラノとパイプオルガン、打楽器版に編曲されました。作品は、レクイエムの典礼文、日本国憲法第9条冒頭の英訳、そして聖母マリアへの祈りSalve Regina (サルヴェ・レジーナ、元后あわれみの母)で構成され、このリサイタルで紡がれる「今ここに生きる私たちの祈り」と「希望と信頼のメッセージ」が集約されています。
本公演「夕の祈り」はカトリック教会の就寝前の聖務日課(終課Complet)で祈られる"Salve Regina”(ミヨー)に始まり、"Salve Regina”(三ッ石)で完結します。声とパイプオルガンによる祈りの場を、その響きと共に共有できれば幸いです。
プログラム
ダリウス・ミヨー:「5つの祈り」op.231c
ヨハネス・ドリースラー:ソプラノとオルガンの為の「宗教的協奏曲作品47」(1960)より
トーマス・マイヤー=フィービッヒ:ソプラノとオルガンの為の3つの小宗教的協奏作品(2022)【委崛作品、世界初演】
溝上日出夫:《雲中供養菩薩》楽 (オルガンソロ)
三ッ石潤司:「祈り-2016」(ソプラノ、オルガン、打楽器版) 他
(チケットぴあPコード:248-125)
名古屋オルガンの秋presents
パイプオルガンブランチコンサート
パイプオルガン:吉田 文、Th.マイヤー=フィービッヒ
2023年 3月30日(木)
2023年 5月31日(水)
2023年 7月 6日(木)
2023年10月12日(木)
2023年12月12日(火) 共演 本田美香(ソプラノ)
10:30開演(10:00開場)愛知県芸術劇場コンサートホール
愛知県芸術劇場コンサートホールには世界でも最大級の豪華なパイプオルガンが設置されています。
厳かな祈りの音楽、癒しと安らぎの響き、天井の調べ、そして時には官能的な脈動…
万華鏡の様に多様な表情で、風の息遣いとともに私たちを包み込んでくれます。
「名古屋オルガンの秋」がお届けするパイプオルガンブランチコンサートでは、
午前中のひとときに、本格的なコンサートをお手軽に楽しんで頂けます。
93種類、6883本のパイプたちが、心に癒しと安らぎと、新鮮なエネルギーと元気のシャワーを
与えてくれること間違いありません!
※ 『マイヤー=フィービッヒ教授のミニ講座』も引き続き開催!
今年生誕150周年を迎える作曲家、マックス・レーガーの小品を毎回1曲
Th.マイヤー=フィービッヒ先生(国立音楽大学名誉教授)がご紹介します。
プログラム
【3月30日(木)】(チケットぴあPコード:236-096)
元気が出る!パイプオルガン名曲アルバム
オーケストラの作品をパイプオルガンで
バッハ:「カンタータ29番」より「シンフォニア」(オルガン連弾・初演)
エルガー:威風堂々
ビゼー:カルメン幻想曲 ほか
【5月31日(水)】(チケットぴあPコード:237-156)
アール・ヌーヴォーの宝箱
ドイツ・ロマン派のお洒落なオルガン曲たち
カルク=エラート:「ボーデン湖の7つのパステル画」より
アンタルフィー=ツィロシュ:黒人霊歌によるスケッチ ほか
【7月6日(木)】(チケットぴあPコード:237-158)
星降る夜
空と星と宇宙の浪漫
ホルスト:「惑星」より「木星」
ドビュッシー:「月の光」より
ウィリアムス:スター・ウォーズ組曲 ほか
【10月12日(木)】(チケットぴあPコード:237-159)
バッハ万華鏡
いつでも聴きたい!バッハの王道
バッハ:トッカータとフーガニ短調 BWV565 小フーガ BWV 578
前奏曲とフーガ変ホ長調 BWV552 ほか
【12月12日(火)】(チケットぴあPコード:237-160)
聖夜に舞う祈り
平和と喜びの歌声とともに ソプラノ:本田美香
歌とオルガンによるクリスマスキャロル集
レーガー:マリアの子守歌(ソプラノソロ) ほか
名古屋オルガンの秋presents
パイプオルガンと聖歌によるクリスマスのお話
聖書朗読 シスター 村上多美代
ソプラノ シスター 伊藤晶
パイプオルガン 吉田文
名古屋グレゴリオ聖歌を歌う会
2023年12月24日(日)18:30開演(18:00開場)
19:45終演予定
愛知県芸術劇場コンサートホール
シンプルだけど本物!
今年のクリスマス・イブは 教会のクリスマスのお祝いを
愛知県芸術劇場コンサートホールで!
シスターが朗読する聖書によるクリスマスのお話とシスターによる祈りの聖歌。
そしてグレゴリオ聖歌にパイプオルガン。
とってもシンプルだけど本物の聖夜の喜びと幸せをお届けします
プログラム
〈クリスマスの聖歌〉
荒野のはてに、まきびとひつじを、もろびとこぞりて、きよしこの夜
〈ソプラノ独唱〉
サン=サーンス:アヴェ・マリア
〈グレゴリオ聖歌〉
今日キリストはお生まれになった
〈パイプオルガン作品〉
J. S. バッハ:目覚めよと呼ぶ声あり
L. - Cl. ダカン:ノエル
C. ザットラー:「いそぎ来たれ」による変奏曲より 他
(チケットぴあPコード:245-086)
大橋多美子 メゾソプラノリサイタル
ー宮沢賢治のスケッチー
2024年1月21日(日)14:00開演(13:30開場)
ザ・コンサートホール伏見
プログラム
宮沢賢治の詩による組曲
「歩行について」 林光/作曲
宮沢賢治の詩による重唱組曲
「風がおもてで呼んでゐる」 萩京子/作曲
宮沢賢治に寄せる語り手と左手ピアノのための
「KENJI」 吉松隆/作曲・構成
バリトン 近野 賢一 ピアノ 石山 英明
(チケットぴあPコード:251-564)
Cappella Cantica Nova 第1回演奏会
カペラ・カンティカ・ノーヴァ
Musica Britannica 13〜17世紀までの英国の音楽
2024年3月31日(日)
【昼公演】13:30開演(13:00開場)
【夜公演】17:30開演(17:00開場)
オリナス一宮(名鉄「名鉄一宮」・JR「尾張一宮」から徒歩7分)
音楽監修 夏山 美加恵
コルネット 上野 訓子
サックバット 秋口 響哉 小野 和将 樫野 元昭
バロックチェロ 高橋 弘治
オルガン 戸崎 廣乃
プログラム
ライオネル・パウワー:幸いな御胎よ
トマス・タリス:世の救い主よ Ⅰ
ウィリアム・バード:アヴェ・ヴェルム・コルプス
ヘンリー・パーセル:メアリー女王の葬送曲 ほか
(チケットぴあPコード:256-577)